本巣市は岐阜県西部に位置し、市域は南北に長く、北部は福井県と隣接しています。市域の約86％が森林で、市街地は濃尾平野に抱かれた南部に広がっています。市の西端を淡墨桜で有名な根尾谷を上流とする根尾川が流れ、南部の田園地帯の灌漑用水として利用されています。交通網は、市内を南北に縦貫する国道157号線を主要幹線とし、東西に国道303号線、418号線が走っています。市民の交通移動は第3セクターの樽見鉄道が担っており、市の北部と大垣市を結んでいます。産業では自然の恵みを活かした農林業が盛んで、特に富有柿は県下生産の4割を占めており、市の特産品にもなっています。糸貫・真正地域には工業団地が設置され、産業誘致も積極的に展開しています。東洋経済が全国の市を対象に行なっている「住みよさランキング」では2009年に第1位に選ばれています。