伊達市は福島県の北部、福島市の北東に隣接しています。東に阿武隈山系の霊山、西には吾妻連峰、北方には宮城県境の山々が遠望できる福島盆地の中心地です。２００６年（平成１８年）に伊達郡の５町が新設合併して発足しました。県内でも経済活動が活発な土地で、特に福島市とは古くから文化・経済・生活圏を同じくしていました。幕末から昭和初期にかけて養蚕業によって栄え、なかでも梁川町は蚕都と呼ばれて賑わい、当時は歌舞伎座や旅館街もありました。戦後は養蚕業から果樹栽培やメリヤス工業へと移り変わってゆき、桃や林檎、独自の製法を使ったあんぽ柿などは全国的にも高いシェアを誇ります。近年では地鶏ブランドや、電子工業の生産拠点としても重要な地域となっています。交通は、ＪＲ東北本線と阿部隈急行線が走っており、市内各地を福島交通の路線バスが結びます。道路は国道４、１１５号が幹線道路となっています。