全国各地に中山間地といわれる地域、そして里山里海は存在しています。その中で、珠洲市の里山里海を守る価値はどこにあるのか。日本における珠洲市の里山里海の特徴、固有性などに注目し紹介したいと思います。
日本海に突き出している能登半島の最先端にある珠洲市は、市域の面積が24,720ha、人口は16,300人(平成25年10月現在)の市です。昭和 39年に鉄道が開通するまでは陸の孤島と呼ばれるほど交通の便の悪い地域で。そうした半島特有の経済的に不利な地形と、冬には雪が積もるなどの厳しい自然 環境のため過疎高齢化が進む地域です。しかし、その自然を上手に利用してきた伝統的な農業などのおかげで、国内でも数少ない希少生物が生息する自然環境が 温存される地域になりました。
一方で、地球温暖化の影響は、珠洲市でも気温の変化などに着実に現れています。1970年から2010年までの30年間で、平均気温が1℃近く上昇し、 1日の降水量も100ミリ以上の大雨の日が増える傾向にあります。冬には雪があまり降らず、9月、10月になっても夏のように暑い日が続くようになりまし た。
珠洲の地形は三方を海に囲まれ、その海岸線の総延長は約67kmあります。日本海に面した側を外浦と呼び、波も荒くゴツゴツした岩の海岸線が続きます。一 方、富山湾に面した側は内浦と呼び、波も静かで遠浅の砂浜も多く、県内でも有数の透明度を誇る海水浴場があります。冬の海は外浦では波の花が舞うほど荒々 しいが、内浦ではそれほどでもありません。さほど広くない半島なので、同じ日に内浦で海から上る朝日を見て、外浦で海に沈む夕日を見ることができます。そ んな風光明媚な所です。
住宅は月日が経つにつれて劣化してくものですが、気になるのはマンションの共用部分の修繕費用ですよね。
マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度は修繕費用を抑えられるものなので、分譲・賃貸マンションを経営している方は利用してみるといいかもしれません。
「マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度」とは住宅金融支援機構の融資を受けて、分譲・賃貸マンションを経営する方が共用部分の修繕などを行ったときに、融資にかかる利子の一部を区が助成するという制度です。
なお、耐震改修工事などを行い、区の「珠洲市民間建築物耐震改修等助成要綱」による助成を受ける場合には融資利子の全額の補給を受けることができます。
「マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度」の申し込みの受付期間は資金の借入日から半年以内となります。
申し込みができるのは分譲マンションの管理組合・区分所有者、賃貸マンションの経営者です。
なお、助成の金額(利子補給額)や助成期間ですが、住宅金融支援機構の融資額が限度となります。
助成額は実施するリフォームの内容によって、利子の助成割合が変動します。助成を受けられる期間は最長でも5年間が限度です。融資返済期間は1~20年と幅があるので注意しましょう。助成金の支給は年1回です。1~12月分が翌年3月に支給されることになります。