山科区は、市の東端に位置し、京の東の玄関口としての役割を担っています。西の境には東山連峰、北は大文字山、如意ケ獄、東は音羽山、牛尾山と三方を山なみに囲まれ、南で伏見区の醍醐地域に接しています。また、多くの川に恵まれ、安祥寺川、四ノ宮川、音羽川など、山々からの豊かな流れが、区の南部で山科川に合流しています。押し流されてきた土砂の恩恵を受け、平野部は農耕作物に適した土壌となっています。明治初期に京都の近代化を目指して建設された琵琶湖疏水では、桜や紅葉のシーズンになると多くの人が散策を楽しみます。
山科区は清水焼、京扇子、京仏具などの伝統産業の生産団地を抱えていることに加え、金属箔、金属粉などの産業が発達し、伝統と最先端の技がほどよく調和しています。
近年、地下鉄東西線の開業、山科駅前再開発整備事業の完了、東部山間埋立処分地「エコランド音羽の杜」の供用開始といったビッグプロジェクトが成功するとともに、山科地域体育館や山科総合福祉会館なども建設されるなど、都市機能が充実し、まちの様相は大きく変貌してきています。また、平成20年度には阪神高速8号京都線(稲荷山トンネル)が開通しました。
住宅は月日が経つにつれて劣化してくものですが、気になるのはマンションの共用部分の修繕費用ですよね。
マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度は修繕費用を抑えられるものなので、分譲・賃貸マンションを経営している方は利用してみるといいかもしれません。
「マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度」とは住宅金融支援機構の融資を受けて、分譲・賃貸マンションを経営する方が共用部分の修繕などを行ったときに、融資にかかる利子の一部を区が助成するという制度です。
なお、耐震改修工事などを行い、区の「京都市山科区民間建築物耐震改修等助成要綱」による助成を受ける場合には融資利子の全額の補給を受けることができます。
「マンション共用部分リフォーム支援・利子補給制度」の申し込みの受付期間は資金の借入日から半年以内となります。
申し込みができるのは分譲マンションの管理組合・区分所有者、賃貸マンションの経営者です。
なお、助成の金額(利子補給額)や助成期間ですが、住宅金融支援機構の融資額が限度となります。
助成額は実施するリフォームの内容によって、利子の助成割合が変動します。助成を受けられる期間は最長でも5年間が限度です。融資返済期間は1~20年と幅があるので注意しましょう。助成金の支給は年1回です。1~12月分が翌年3月に支給されることになります。